初夏の東部北海道ドライブ旅行
日吉通信(H21年7月5日)
先月末から家内と北海道旅行に出かけていたため、ブログのアップタイミングが7月にずれ込んでしまいました。6月27日に大洗港から長距離フェリーで出発、苫小牧に上陸後一週間にわたり初夏の北海道をマイカーで旅して昨日無事に帰宅したところです。
今回の概略の旅程は次の通りです。
6月27日:夕刻大洗港(茨城県)より長距離フェリーで出発(船中泊)
6月28日:昼過ぎ苫小牧港着、高速道路を北上、滝川市泊(富良野の入口)
6月29日:初夏の南富良野を満喫し狩勝峠経由サホロへ(羊牧場泊)
6月30日:帯広経由釧路へ、釧路湿原内にあるペンション泊
7月 1日:納沙布岬を訪れたのち霧多布へ(湿原のペンション泊)
7月 2日:霧多布岬や湿原内を探訪後襟裳岬方面へ南下(広尾町泊)
7月 3日:襟裳岬到達後、海岸線を苫小牧方面へ 夕刻フェリー乗船(船中泊)
7月 4日:午後大洗港着 夕刻帰宅
<風のガーデン>
昨年末放映され話題になったフジテレビの連続ドラマ「風のガーデン」を見た方も多いと思います。末期がんに侵された中井貴一演ずる中年の医師が、彼を取り巻く家族や友人達の愛情や友情に支えられながら生れ故郷の富良野で安らかな最期を迎えるという感動的な作品でした。
物語の舞台となった「風のガーデン」はドラマのために特別に造成された本格的なイングリッシュガーデンで、その所在地はドラマの放映期間中は秘密にされミステリアスな存在になっていました。
我々も次回北海道に行く際には是非ここを訪問したいと前々から話をしていたのですが、今年になってこの庭園が新富良野プリンスホテル内にある事がオープンにされたので旅程のトップに組み入れる事にしたわけです。
前日午後フェリーで苫小牧港到着後、高速道路を走って旭川の手前にある滝川市のホテルに泊りました。翌朝早目にホテルを出発、初夏の美しい富良野を満喫しながら「風のガーデン」へ車を走らせました。そこは新富良野プリンスホテル敷地の奥まった目立たぬ一角にありましたが、美しい花々が咲き乱れた庭園内を爽やかな風が吹き抜けておりまさに「風のガーデン」の名にふさわしいイメージ通りのところでした。

写真;「風のガーデン」(南富良野)
富良野には一面のラベンダー畑や、広大な雪に覆われた丘陵を見に何度か訪れた事がありますが、今回の訪問はベストシーズンにもかかわらず観光客の集中するコースから少し外れていた事もあり、やわらかな初夏の光と空気のなかで、静かな富良野の自然に触れる事が出来て感動しました。
その後狩勝峠を経由してサホロの羊牧場内にあるホテルに向ったのですが、時間の余裕があったため帯広市内まで足を延ばして有名な「紫竹ガーデン」も訪ねてみました。
ここのイングリッシュガーデンは美しさとその規模で全国的に知られており、家内は庭園主の女性(お婆さん)と直接話をするチャンスに恵まれて痛く感激しておりました。

写真;「紫竹ガーデン」(帯広市)
<さいはての霧多布>
サホロの羊牧場で一泊し、翌朝広大な牧場内をゆっくり散策した後ホテルを出発し釧路方面へ向いました。
日本一広大な釧路湿原は前々から一度訪れてみたかった憧れの土地でしたが、当日は観光スポットを何ヶ所か見て回った後に湿原の奥深くにある洒落たペンションに泊まりました。

写真;「釧路湿原」(クッタロ展望台)

写真;日本最東端「納沙布岬」
翌日は少し時間をかけて湿原内を歩く予定でしたが、生憎のお天気だったため急遽計画を変更し日本最東端の納沙布岬を訪ねてみました。その後海岸線を西に引き返し根室と釧路の中間にある霧多布(きりたっぷ)の小さなペンションで旅装を解きました。ここを訪問地に選んだ理由は、メジャーな観光コースから外れているため“さいはての地”の情景が今も強く残っているのではと期待したからです。
ペンションの主人は若い頃から霧多布湿原トラストの幹部を努め自然保護に情熱を傾けておられる方で、夜は我々宿泊者のためにトラスト運動の紹介や湿原の自然をスライドを使って懇切に解説してくれ大変勉強になりました。
霧多布湿原は全国で三番目の広さを誇っているそうですが、住民の自然保護に対する長年の努力が実り湿原の自然と人間の生活が見事に調和している様を目の当たりにして感動してしまいました。霧多布の自然の素晴らしさは今回の旅のハイライトで、強い印象として残っています。是非またここを訪れてみたいと思います。

写真;ペンションの部屋から見た霧多布湿原
最終日は襟裳岬を訪ね苫小牧港より帰途についたのですが、久しぶりに北海道の大自然を満喫する旅を楽しむ事が出来ました。これまでと同様に長距離フェリーを利用してのマイカー旅行だったため、移動に要する時間は馬鹿になりませんでしたが片道約18時間の船旅は“無為を楽しむ”非日常的な特別な時間で旅の醍醐味を味わう事が出来たと思います。フェリーの中もそうですが、訪れる土地土地で我々と同じ様なシニア夫婦の旅行者を目にして何か親近感を覚えるものがありました。
今回の旅行は一年前に計画していたものですが、父の突然の入院・手術のため止む無くキャンセルした経緯があります。今年は両親の健康状態も安定し、また留守中弟や妹達が交代で親の様子を見てくれたため安心して旅を楽しむ事が出来ました。
リタイア後横浜に住むようになって北海道旅行はこれが四度目ですが、次回は函館・小樽など西部を中心に回ってみたいと考えています。
おわり























