初夏の東部北海道ドライブ旅行

日吉通信(H21年7月5日)
先月末から家内と北海道旅行に出かけていたため、ブログのアップタイミングが7月にずれ込んでしまいました。6月27日に大洗港から長距離フェリーで出発、苫小牧に上陸後一週間にわたり初夏の北海道をマイカーで旅して昨日無事に帰宅したところです。
今回の概略の旅程は次の通りです。
6月27日:夕刻大洗港(茨城県)より長距離フェリーで出発(船中泊)
6月28日:昼過ぎ苫小牧港着、高速道路を北上、滝川市泊(富良野の入口)
6月29日:初夏の南富良野を満喫し狩勝峠経由サホロへ(羊牧場泊)
6月30日:帯広経由釧路へ、釧路湿原内にあるペンション泊
7月 1日:納沙布岬を訪れたのち霧多布へ(湿原のペンション泊)
7月 2日:霧多布岬や湿原内を探訪後襟裳岬方面へ南下(広尾町泊)
7月 3日:襟裳岬到達後、海岸線を苫小牧方面へ 夕刻フェリー乗船(船中泊)
7月 4日:午後大洗港着 夕刻帰宅

<風のガーデン>
昨年末放映され話題になったフジテレビの連続ドラマ「風のガーデン」を見た方も多いと思います。末期がんに侵された中井貴一演ずる中年の医師が、彼を取り巻く家族や友人達の愛情や友情に支えられながら生れ故郷の富良野で安らかな最期を迎えるという感動的な作品でした。
物語の舞台となった「風のガーデン」はドラマのために特別に造成された本格的なイングリッシュガーデンで、その所在地はドラマの放映期間中は秘密にされミステリアスな存在になっていました。
我々も次回北海道に行く際には是非ここを訪問したいと前々から話をしていたのですが、今年になってこの庭園が新富良野プリンスホテル内にある事がオープンにされたので旅程のトップに組み入れる事にしたわけです。
前日午後フェリーで苫小牧港到着後、高速道路を走って旭川の手前にある滝川市のホテルに泊りました。翌朝早目にホテルを出発、初夏の美しい富良野を満喫しながら「風のガーデン」へ車を走らせました。そこは新富良野プリンスホテル敷地の奥まった目立たぬ一角にありましたが、美しい花々が咲き乱れた庭園内を爽やかな風が吹き抜けておりまさに「風のガーデン」の名にふさわしいイメージ通りのところでした。
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写真;「風のガーデン」(南富良野)
富良野には一面のラベンダー畑や、広大な雪に覆われた丘陵を見に何度か訪れた事がありますが、今回の訪問はベストシーズンにもかかわらず観光客の集中するコースから少し外れていた事もあり、やわらかな初夏の光と空気のなかで、静かな富良野の自然に触れる事が出来て感動しました。
その後狩勝峠を経由してサホロの羊牧場内にあるホテルに向ったのですが、時間の余裕があったため帯広市内まで足を延ばして有名な「紫竹ガーデン」も訪ねてみました。
ここのイングリッシュガーデンは美しさとその規模で全国的に知られており、家内は庭園主の女性(お婆さん)と直接話をするチャンスに恵まれて痛く感激しておりました。
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写真;「紫竹ガーデン」(帯広市)

<さいはての霧多布>
サホロの羊牧場で一泊し、翌朝広大な牧場内をゆっくり散策した後ホテルを出発し釧路方面へ向いました。
日本一広大な釧路湿原は前々から一度訪れてみたかった憧れの土地でしたが、当日は観光スポットを何ヶ所か見て回った後に湿原の奥深くにある洒落たペンションに泊まりました。
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写真;「釧路湿原」(クッタロ展望台)
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写真;日本最東端「納沙布岬」
翌日は少し時間をかけて湿原内を歩く予定でしたが、生憎のお天気だったため急遽計画を変更し日本最東端の納沙布岬を訪ねてみました。その後海岸線を西に引き返し根室と釧路の中間にある霧多布(きりたっぷ)の小さなペンションで旅装を解きました。ここを訪問地に選んだ理由は、メジャーな観光コースから外れているため“さいはての地”の情景が今も強く残っているのではと期待したからです。
ペンションの主人は若い頃から霧多布湿原トラストの幹部を努め自然保護に情熱を傾けておられる方で、夜は我々宿泊者のためにトラスト運動の紹介や湿原の自然をスライドを使って懇切に解説してくれ大変勉強になりました。
霧多布湿原は全国で三番目の広さを誇っているそうですが、住民の自然保護に対する長年の努力が実り湿原の自然と人間の生活が見事に調和している様を目の当たりにして感動してしまいました。霧多布の自然の素晴らしさは今回の旅のハイライトで、強い印象として残っています。是非またここを訪れてみたいと思います。
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写真;ペンションの部屋から見た霧多布湿原

最終日は襟裳岬を訪ね苫小牧港より帰途についたのですが、久しぶりに北海道の大自然を満喫する旅を楽しむ事が出来ました。これまでと同様に長距離フェリーを利用してのマイカー旅行だったため、移動に要する時間は馬鹿になりませんでしたが片道約18時間の船旅は“無為を楽しむ”非日常的な特別な時間で旅の醍醐味を味わう事が出来たと思います。フェリーの中もそうですが、訪れる土地土地で我々と同じ様なシニア夫婦の旅行者を目にして何か親近感を覚えるものがありました。
今回の旅行は一年前に計画していたものですが、父の突然の入院・手術のため止む無くキャンセルした経緯があります。今年は両親の健康状態も安定し、また留守中弟や妹達が交代で親の様子を見てくれたため安心して旅を楽しむ事が出来ました。
リタイア後横浜に住むようになって北海道旅行はこれが四度目ですが、次回は函館・小樽など西部を中心に回ってみたいと考えています。
おわり

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春の中国地方ドライブ旅行

日吉通信(H21年4月23日)
今年の桜の盛りは随分早かったですね。地球温暖化の影響で、この傾向は今後も続くのでしょうか?
今月は13日より本当に久しぶりに家内と一週間のドライブ旅行に出かけてきました。
高梁と呉にある両家の墓参りが主目的でしたが、親戚,友人,知人と再会したり呉在住時に良く出かけた中国山地や山陰の懐かしい場所を再度訪れたりもしました。お陰様で期間中、お天気にも恵まれて安全,快適な旅を楽しむことが出来ました。
<備中高梁と山田方谷>
我家の墓のある岡山県・備中高梁市は高梁川流域に開けた中国山地の小都市で、武家屋敷や古い社寺仏閣が残る趣のある城下町です。どこか山口県の津和野に似た佇まいをしています。
町なかの美観地区には旅行案内書を手にした若い女性のグループや老夫婦などが行き交い観光地独特のひなびた雰囲気を醸し出しています。
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写真:桜吹雪の小径(高梁市旧市街)
当地は幕末の改革者“山田方谷”を輩出したところで、今でも方谷の功績が町の歴史として大切に保存されています。山田方谷については以前NHKで詳しく紹介された事がありますのでご記憶の方もおられると思いますが、多くの幕末の志士たちに影響を与えた重要な人物だったようです。
私の母はその五代目の子孫に当たり、子供の頃から方谷については良く聞かされていました。JR伯備線に方谷と云う小さな駅がありますが、母に言わせると全国広しと云えども駅名が人名に由来する駅はここだけだそうです。方谷の子孫には多くの学者や実業家などが出ていますが、母の父親は役人として広島,高知や松江など各地の県庁所在地を渡り歩き、退官後は高梁市内に小さな居を構え悠々自適の余生を送っていました。
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写真:山田方谷像(高梁市資料館)
一方、父の先祖は家に残る系図によると愛知県の設楽町にルーツがある様ですが、江戸時代に仕えていた主君に従って備中高梁(松山城)に移り住み、その後この地の住人となったとの事です。
そんな訳で備中高梁は両親にとって深い因縁のある土地と云う事になります。
我々夫婦も将来はここ高梁の墓に入る事になるわけですが、横浜からあまりに遠い所なので正直一抹の不安も覚えています。
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写真:山陰・三刀屋川の風景
写真は呉から松江に向う道中に島根県・三刀屋で撮ったものです。ここは隣の木次とあわせ桜の名所として全国的に有名ですが、訪れた時にはソメイヨシノは既に終わっていましたが有名な薄緑色の桜〝御衣黄〟が満開で三刀屋川の河原に見事に咲き誇っていました。
<水の都松江>
松江は母が女学生時代に住んでいた所で、子供のころ松江城を囲む城下町の風景や小泉八雲の話を良く聞かされていました。
呉在住時にも車で何度か日帰りで訪れた事がありましたが、一度ゆっくり時間をかけて市内を散策してみるのが前々からの念願でした。そんなわけでこの度呉からの帰りに一日だけですが松江に宿泊し市内を探訪する事にしたわけです。予約したホテルは宍道湖畔にあり松江城も徒歩圏内で気軽に散策を楽しむ事が出来ました。
お堀を小船で遊覧する堀川巡りも楽しんでみましたが、船頭さんの名調子とお堀から見る古い町並みの風景が良くマッチして城下町の情緒を満喫することが出来ました。
翌朝には松江城の天守閣に登ったのですが、時間の早かった事もあり訪問者は我々夫婦だけで、ゆったりと宍道湖の絶景を独り占めにしました。
その後松平不昧公ゆかりの茶室「明々庵」を訪ねお抹茶を頂戴しましたが、ここも訪問者は我々のみで美しい庭を愛でながら静かな時を過ごす事が出来ました。
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写真:松江城

全走行距離が2000Kmを越すロングドライブでしたが、安全運転に徹し無事故で帰宅しました。
この度はETC高速道路特別割引期間中のため、東名川崎ICからの片道料金が14000円強のところがなんと2500円で済み大助かりでした。ただ呉での滞在日数が十分にとれなかったため、一部の方々としか再会できなかった事は唯一心残りでしたが…。また留守中、高齢の両親の様子を見に弟や妹達がシフトを組んで日吉までやってきてくれたため安心して旅行を楽しむ事ができ有り難く思っています。現在のところ両親の健康状態は安定していますので、近い将来また長期旅行を楽しみたいと考えているところです。
おわり

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紅葉の東北

日吉通信(H20年10月30日)
昨年の秋には“立山・黒部アルペンルート”の紅葉を見に出かけましたが、この月末には家内と二泊三日の東北紅葉巡りツアーを楽しんできました。
今年は父の入院などあり泊りがけの旅行は殆ど半年振りでしたが、留守中は私の弟妹たちが交代で両親宅へ出向いてくれたので安心して出かけることが出来ました。
西日本での生活が長かった我々夫婦にとっては東北は北海道とは違い関心が薄く、名所旧跡を含めこれまでほとんど足を運んだ事はありませんでした。今月になって急に思い立ちインターネットで大手旅行社主催のシニア夫婦向けのツアーを見つけ申し込んだのですが、幸運にもベストシーズンの日程が確保出来ました。

<紅葉の東北>
初日は朝早く東京駅より東北新幹線に乗り盛岡へ、盛岡からは専用バスにて八幡平に向かいました。当日は生憎のお天気で肌寒く八幡平も霧の中でしたが、久し振りに都会の喧騒を離れ豊かな大自然の中に身をゆだねる喜びを感じる事が出来ました。
一日目の宿は十和田湖畔にある大きなホテルでしたが、敷地内に青森県と秋田県の県境が走っており、本州も遥か北に居る事を改めて実感しました。
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写真:ホテル敷地内の県境(十和田湖畔)
二日目は早朝十和田湖畔を散策してから遊覧船で湖上観光を楽しんだ後に奥入瀬に入りました。
奥入瀬渓谷は、学生時代に北海道旅行の帰途立ち寄った事があるのですが、その渓流の美しさには痛く感動したのを覚えています。国鉄バスの若いガイドさんが東北弁なまりで熱心に案内してくれたのを今もはっきり思い出します。当時は10月初旬でしたが、現在の渓谷の光景は確実に一ヶ月近くは遅くなっている様に感じました。これも地球温暖化の影響なのでしょうか…。
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写真:奥入瀬渓谷
その後八甲田ロープウエイより紅葉した広大な樹海や遠く津軽半島を眺望しましたが、山頂は雪が舞っており寒さに震え上がりました。
二日目の宿は田沢湖温泉郷のホテルでしたが、ここの露天風呂は大いに気に入りました。
最終日は田沢湖畔を観光した後に角館へ向いました。ここでは武家屋敷で有名な鄙びた町並みの散策を楽しみましたが、今回の旅で角館が一番気に入りました。桜の季節に是非またここをマイカーで訪れてみたいと思います。
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写真:「角館」の町並み
その後さらに南下して平泉の中尊寺を訪れましたが、此処の紅葉はこれからが盛りと云った印象を受けました。
旅の最後に“げいび渓”の舟下りを楽しみましたが意外に素晴らしい所で、そのスケールや美しさは層雲峡や耶馬渓の渓谷美を凌いでいると思いました。
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写真:「げいび渓」の舟下り
夕刻 仙台より新幹線で帰途についたのですが、帰宅したのは深夜12時前近くとなっていました。
わずか三日間でしたが、北海道とはまた趣の異なった東北の魅力を十分に感ずる事が出来た旅だった様に思います。繊細で日本的な自然の美しさや、古くからの歴史に裏付けられた人々の営みなど独特の文化は東北固有のものがあると感じました。今後は季節とテーマを選んであちこち東北地方の小旅行を楽しみたいと思っています。

<都心の秋>
都内にも探せば秋の風景を楽しめるスポットが数多くある様です。
今月は立川の「昭和記念公園」と調布の「神代植物公園」に出かけてみました。「昭和記念公園」は昭和天皇を偲んで作られた広大な公園で、驚くほど手入れの行き届いた(金をかけた)園内はさすが国立だけの事はあると思いました。テレビでも放映されていたコスモスの丘は、大勢の来園者でにぎわっておりました。
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写真:「昭和記念公園」のコスモス(立川市)
「神代植物公園」は今年の春にも桜を愛でに出かけたのですが、今回はバラを見に行くのが目的でした。隣接する深大寺の境内で名物の蕎麦を食べたのですが、ここはまさに昭和の世界が残っており、昔杉並に住んでいた頃とあまり変わらない武蔵野の風情を楽しむ事が出来ました。
今年の正月には川越へのドライブをブログに書きましたが、関東一円は一見一訪の価値のある魅力的なスポットが無数にあるように思います。
問題は道中の交通渋滞や駐車場の制約などですが、時間だけは十分にあるシニアの特権と、事前の情報収集やウイークデイの有効活用をフルに生かして近場の名所や美味い店なども積極的に回ってみたいと考えています。
おわり

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北海道 冬の旅

日吉通信(H19年3月2日)
私のブログの更新は通常月末に行うのですが、この度は翌月にずれ込んでしまいました。理由は先月末より冬の北海道を旅していたためです。
冬場なので個人での旅行はあきらめ、寝台特急「北斗星」で行く4泊5日のツアーを申し込みました。
概略の旅程は次の様なものです。
1日目:寝台特急「北斗星」で津軽海峡をくぐり北海道へ(車中泊)
2日目:南千歳駅で下車、バスで十勝平野を横断、阿寒湖経由屈斜路湖へ
     (屈斜路湖畔泊)
3日目:摩周湖を経由後オホーツク海の流氷を見物、その後一路層雲峡へ
     (層雲峡温泉泊)
4日目:層雲峡,美瑛,富良野の銀世界を体験しながら洞爺湖へ(洞爺湖温泉泊)
5日目:大沼国定公園を経由し函館へ 市内観光後夕刻に特急,新幹線を
     乗り継ぎ帰途へ
久しぶりの長距離旅行でしたが、白く美しい真冬の北海道を堪能し、昨夜遅く無事に帰宅したところです。

<白い北の大地>
冬の北海道は現役時代に出張で訪れた程度で、真冬のさいはての地を観光で訪れる旅は長年の夢でした。
昔家内とデンマークに住む友人夫婦を訪ねて真冬のコペンハーゲンを訪れた事がありますが、凍りつきそうなシャーベット状の海の岸辺に雪の積もった人魚姫が寒々と横たわっていた姿が印象的でした。今回もそんなイメージを抱いての旅立ちでした。
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写真:オホーツク海の流氷(網走)  背景は知床連山

三日目に訪れたオホーツクの海は昨年初夏にも車で通ったのですが、流氷の打ち寄せる真冬の海岸線は想像を遥かに超える美しさと厳しさで迫ってくるものがありました。釧網線を走るストーブ列車のろっこ号にも乗車したのですが、車窓から眺める海岸や白一色の大地に皆が歓声をあげておりました。
この度のツアーの宿泊地は屈斜路湖,層雲峡,洞爺湖でした。いずれも立派な温泉施設のある大型ホテルで、雪景色を愛でながらの露天風呂と豪華な冬の味覚には大満足しました。
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写真:屈斜路湖の日の出  ホテルの部屋より

流氷以外で特に印象に残っているのはやはり四日目の美瑛,富良野の真っ白い風景で、昨年初夏に訪れた時の広大な緑や花々の絨毯を思い浮かべながら、どっぷりと“北の国から”の世界にひたる事が出来ました。

出発前から北海道の天気予報には注目していましたが、やはり内地とは寒さが違うと云うのが実感でした。JR南千歳駅で下車した時の外気温がマイナス10度であったのに驚きましたが、内陸に入るに従い寒さはさらに進み日中でもマイナス15度を越える世界でした。ただ人間の順応力は不思議なもので、三日目頃からは氷点下の寒さもあまり苦にならなくなりました。現役時代に冬の中国出張のために購入したダウンのコートを持参したのですが、処分せずに持っていて本当に助かりました。
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写真:氷結湖面のソリツアー(大沼国定公園)

<列車の旅>
寝台特急「北斗星」は上野駅を17時前に出発、眠っている間に青函トンネルを通って北海道に入り下車駅、南千歳には朝8時過ぎに到着しました。これまで北海道へはフェリーの利用を原則にしていたのですが、夜行寝台による15時間の列車の旅も船とはまた違った旅情を誘う特別なものがある様に思いました。学生時代に北海道を旅した時は専ら青函連絡船を利用したものですが、今の若い人はあの哀愁に満ちた連絡船の姿をもはや見る事が出来ないのは本当に気の毒な気がします。
石川さゆりの“津軽海峡冬景色”は究極の演歌だと思っていますが、同じ歌の世界でも体験の有無によって心に描く冬景色は全く違ったものになるのではと思います。
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写真:寝台特急「北斗星」の食堂車

この度は旅行社の募集するツアーに参加したのですが、ベテラン添乗員の親切で手馴れた差配によって実に楽しく気楽な旅を楽しむ事が出来ました。
視界の良いバスの座席からガイドによる詳しい説明を聞きながらの観光はマイカー旅行では味わえないアドバンテージがあるように思いました。
参加した15組のツアー客(殆どが我々と同世代以上のシニア夫婦)の皆さんとも適度のコミュニケーションが生れ、個人旅行では味わえない和やかな雰囲気があったと思います。
いま真冬の北海道から春の横浜に帰ってきて、改めて日本の広さを実感しています。
この週末には大倉山で恒例の梅祭が開催されますので、今年も家内と出かけてみようと思っているところです。
桜の開花も目前ですが、皆様のますますのご活躍を祈っております。
おわり

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北海道の初夏の花々を訪ねて

日吉通信(H18年7月6日)
梅雨特有のうっとおしい日々が続きますが皆さん如何お過ごしでしょうか? この「日吉通信」は原則として毎月末に更新しているのですが、今回は北海道へ旅行していた関係で少し遅くなってしまいました。
当初6月は海外旅行を計画していたのですが急な予定が入ったため延期することとし、代わりに以前より温めていた初夏の北海道旅行を急遽実行に移す事にしたわけです。前回の北海道旅行は2年前の9月で、かっての新婚旅行のコースや知床を中心に回ったのですが、今回も同様にフェリーを利用して北海道の初夏の花々を訪ねる旅を楽しんできました。以下にその報告をしたいと思います。
<今回の周遊コース>
今回のドライブ旅行の日程は概ね次の様になります。
6月27日: 茨城県大洗港よりフェリー乗船(18時半出航)
6月28日: 苫小牧港着(13時半着岸) 一路高速道路を旭川へ(旭川泊)
6月29日: 旭山動物園ほか市内観光,その後美瑛を訪問(旭川泊)
6月30日: 旭川発、途中滝上町を経由して紋別へ出る。オホーツク海の海岸線を北上、夕刻稚内着(宗谷岬泊)
7月1日: 稚内港より連絡船で礼文島へ、島内をハイキング (宗谷岬泊)
7月2日: 稚内発、一路富良野へ。ファーム富田などラベンダー畑を散策(富良野泊)
7月3日: 富良野一帯や北の国からの撮影現場などを訪問、 夕刻苫小牧港へ。フェリー乗船(23時半出航)
7月4日: 大洗港着(19時半着岸) 帰宅 

フェリーの旅: 今回は2年前の経験を生かし船内施設をフル活用して余暇時間を有効に楽しむ事が出来ました。やはり船旅は時間に余裕のあるシニア族が多い様に感じます。車に寝泊りしながら一ヶ月ほどかけて北海道を一周する夫婦同士が情報交換する様子を耳にして羨ましく感じたりしました。19時間の船旅は飛行機とは違い北海道との距離を実感させてくれます。
旭川にて: 今回は前回見逃したあの旭山動物園にも行ってきました。さすが今人気の動物園だけあり随所に心憎い演出が施されていて感心しました。全国からの訪問者が絶えない様で、園内放送では九州や関西の人たちの呼び出しが頻繁に聞こえてきました。
地元の人の話では、現在の北海道の観光人気はこの旭山動物園と富良野の富田ラベンダーファームに負うところが大きいとの事でした。
稚内にて:当地では宗谷岬の宿に二泊しましたが、遠くサハリンを望む海の景色は雄大で実に美しいと思いました。ここではやたらに“日本最北端の”と云う枕詞が目につきました。宿からは日本最北端の宿泊証明書を貰い、立ち寄ったガソリンスタンドでは日本最北端給油証明書を手渡されました。またすぐ隣にある警察官派出所には“日本最北端の交番”との看板が掲げられているのには苦笑してしまいました。
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写真:宗谷岬の夕日

礼文島ハイキング: 昔大学時代に友人と利尻富士登山(1721m)をした事があるのですが、今回は隣の礼文島のお花畑を訪ねるハイキングに出かけました。稚内港から礼文島までフェリーで2時間ほどかかります。せっかくなのでハイキングに出かける前にハイヤー(島に数台しかない車がたまたま確保出来た)で島の最北端にあるスコトン岬ほか観光スポットを駆け足で回りました。その後我々がハイキングしたコースは島の南端部分で遠く利尻富士を望む紺碧の海を背景に紫色のハクサンチドリや鮮やかな黄色のエゾカンゾウまたチシマフウロなど美しい花々の咲き乱れるまさに息を呑む素晴らしいところでした。島の人もめったに無いと言う程の絶好のお天気に恵まれて4時間ほど気持ちよい汗をかきながらトレッキングする事が出来、今回の旅のハイライトとなりました。また港近くにあった食事処で食べたウニ丼(3000円也)も絶品でした。
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写真:礼文島のトレッキングコース

美瑛・富良野の散策: 美瑛では駅前から出発するJRの観光バスで有名スポットを巡りました。驚いた事にお客の半分以上は台湾や韓国など海外からの旅行者でした。
北海道も近年アジアからの観光客誘致に力を入れている様で、どこの観光地でも大勢のアジアからのお客さんを目にしました。
富良野では早咲きのラベンダーが丁度見頃で芳しい香りが一面に漂っていました。有名なファーム富田は観光客でごった返しており、残念ながら静かに観賞と云うわけには行きませんでした。富良野はテレビドラマ“北の国から”で全国的に知られるようになったわけですが、最終日にはかなり奥地にあるドラマのロケ現場にも足を延ばしてみました。この一帯はさすがに静かで鄙びており雄大な北海道の自然を体感する事が出来ました。
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写真:ノロッコ列車の車窓から(美瑛-富良野間)

道内のドライブ: 今回の全走行距離は1700Kmでした。北海道は道路事情が抜群で交通量も少ないため快適なドライブが楽しめます。雄大な景色を眺めながら延々と続く直線道路を走行する爽快さは内地では味わう事が出来ないドライブの醍醐味です。
今回のドライブで一番印象に残っているところは、紋別から宗谷岬までのオホーツク海の海岸線を北上するコースでした。どこまでも続く荒涼とした海岸に目をやり、冬場一面に流れ着く流氷の風景を想像した次第です。
宿について:今回は旭川ではシテイホテル,稚内は民宿、また富良野ではペンションに泊まりました。稚内の民宿は宗谷岬近くにあり窓からオホーツクの絶景が望めます。夕食は部屋食となっており蟹をメインとした食事はなかなか豪華でした。
富良野のペンションは広大な畑地の中の一軒家で、富良野の雰囲気を満喫できる洒落たところでした。食事も土地の新鮮な野菜類が中心でおいしく大満足でした。民宿やペンションはオーナーと親しく会話する事が出来、有益な情報やその土地の珍しい話などを聞く事が出来るなどホテルでは得られない楽しみがあると思います。

<旅を振り返って>
北海道の初夏の花々を巡るハイキングは家内の長年の夢でした。特に礼文島や富良野の美しい花々の風景には以前から憧れをかきたてられていた様です。今回はこれらに加えて紋別から少し内陸に入った滝上町にある“陽殖園”も訪ねてみました。ここは一般にはあまり知られてはいませんが、知る人ぞ知る北海道の自然と見事に調和したスケールの大きな美しい自然庭園です(我々はあるカメラマンの写真集を通じてここを知りました)。園内を散策すると以前家内と訪れたケープタウンのキルステンボッシュ植物園の雰囲気を想い起こしてしまいました。辺鄙な場所でしたが、ドライブ旅行の自由度を生かしてわざわざ訪れてみた甲斐がありました。
園内で町の職員から挨拶され、我々が横浜から来た事を知ると是非町のホームページに載せたいので…と写真を撮られました(インターネットで“滝上町”を検索してホームページを捜し、陽殖園のページに我々の写真が出ていますので御覧下さい)。
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写真:滝上町“陽殖園”

今回の旅行は全日程とも絶好の晴天に恵まれ北海道の自然を満喫する事が出来ました。
次回も同じ様にフェリーを利用しマイカーで北海道旅行(西部,南部方面)を計画してみたいと思います。また冬の北海道も是非訪れてみたいので、この時だけは飛行機や鉄道を利用するつもりです。
おわり

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岡山・広島方面桜紀行

日吉通信(H18年4月26日)
いよいよ新緑の季節がやってきましたね。日吉駅前の慶応大学銀杏並木も生き生きとした緑の若葉が薫風に揺れています。この週末より連休入りですが、この期間は現役組に敬意を表して大人しくしておくつもりです。連休後からがいよいよ我々シニアの出番ですよね。
今月半ばには昨年に続き家内と一週間ほど岡山,広島方面へ走行距離2000キロのドライブ旅行をしてきました。今回はこれを中心に近況報告をしたいと思います。
<幻の名画ビデオを入手>
数年前よりスペイン内戦を題材にした映画「希望/テルエルの山々」のビデオ(またはDVD)を探し続けておりました。あのアンドレマルローが唯一監督した映画で、カサブランカと同時代の作品です。以前この映画の事を本で知り、手を尽くしてあちこち探しておりました。インターネットで検索するとレンタル落のVTRがヒットする事があるのですが、この映画に限ってはレーザーデイスク版はあるもののビデオやDVDは決して見つける事ができませんでした。先日ダメモトで再度インターネットオークションを検索してみたところ、なんと捜し求めていたビデオが思いがけずも現れ大変興奮してしまいました。
最後のチャンスかも知れないので、いくらでも注ぎ込むつもりで競札者を待ったのですが、とうとう現れず、なんと2000円程で念願の品を手に入れる事が出来ました。フランコ将軍率いる政府軍に抵抗する民衆の戦いをドキュメンタリー風に描いた70分ほどの白黒映画ですが、深夜一人悦に入ってじっくり鑑賞した次第です。
<岡山・広島方面桜紀行>
今月中旬に家内と岡山,広島方面へ一週間ほどドライブ旅行に出かけました。
備中高梁市にある当家の墓と呉市にある家内方の墓をお参りするのが主目的でしたが、他にも二ヶ所ほど気になっていた墓参をする事が出来ました。
桜はすでに盛りを過ぎているものとばかり思っていたのですが、道中特に山間部は桜が満開のところが多く、思いがけずもあちこちで花見を楽しんできました。特に素晴らしかったところは関が原周辺や中国山地一帯、また呉市では我が愛する“野呂山”の中腹に咲く桜が見事でした。
宿泊した備中高梁では高梁川に沿った美しい城下町をゆっくり散策し、落ち着いた風情を楽しむ事が出来ました。当地は寅さんなど映画のロケ地になる事が多いそうで、萩や津和野に似た雰囲気の美しい町です。アンノン族(死語?)らしき若い女性のグループや観光客をあちこちで目にしました。
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写真:城下町 備中高梁
呉では駅前のホテルに3泊したのですが、親戚回り,以前住んでいた団地の訪問,友人・知人たちとの再会,お気に入りの場所や食事処へ出かけるなど精力的に動き回りました。ただ時間の制約でお会いしたいと思いながら多くの方々のお顔を今回見ることが出来なかったのは本当に心残りでした。
昨年は開館直後の「大和ミュージアム」を訪れて巨大な戦艦大和の模型を見てびっくりしましたが、今年はすぐそばにオープンした温泉施設“大和温泉物語”に出かけてみました。呉駅そばのビルにあり、ホテルから歩いて5分もかかりません。24時間営業で仮眠室なども備わっており結構高級感のあるなかなか立派な施設でした。
それにしても「大和ミュージアム」は大当たりのようで、現在も連日観光バスが呉にやってきており街には活気がみなぎっているように感じました。
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写真:呉湾(警固屋の町並みと日新呉製鉄所)
昨年までは呉に帰ると、かっての生活の場に戻った気持になっていたのですが、今回は懐かしい故郷を訪ねていると云う感覚で微妙な心境の変化がありました。やはり呉を去って4年近くになるとその様になって行くものなのでしょうか?
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写真:野呂山中腹の桜(瀬戸内海を背景に)
今回も横浜から呉まで車で来たのですが、会う人ごと異口同音に驚きの(呆れの)声を聞きました。ただ我々にとってはそれ程過酷な旅をした様には感じておりません。
かって南アフリカで仕事をしていた時に、家内を2ヶ月ほど現地に呼んで生活をした事がありますが、週末になるといつも車で1000キロを超える遠出をしていました。南アフリカの高速道路は日本と遜色がなく(それも無料)時速150キロ前後で走るのですから、我々の距離の感覚がその頃から少しズレてきたのかも知れません。この度のドライブも1時間半毎に休憩と運転手交代,またSAでの時間を長く取り過ぎないなど体調管理と時間の節約には十分気を配りました。マイカーは荷物運搬の自由度が高いうえ、自分の部屋の延長気分でリラックスでき、またプライバシーも守れるなど快適な移動手段だと思います。
今後も安全運転に徹し、体力に自信が持てる間はドライブ旅行を楽しみたいと思っています。
おわり

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呉への里帰りドライブ旅行

日吉通信(平成17年5月22日)
大型連休もいつの間にか過ぎ去り、夏を想わせる蒸し暑い時候がやってきましたが、その後皆さんお変わりありませんでしょうか? 
こちら連休は中国・広州より次男が帰国して賑やかに過ごしました。中国も5月最初の一週間は連休だそうで、休みを利用して来日した現地女性社員が我家を訪ねてくれました。
彼女は日本での留学経験は無いそうですが実に流暢な日本語を話し、日本の歴史や地理についても良く勉強しているのには驚きました。うち一日 家内と箱根を案内しましたが、これが我々にとり唯一の連休中の外出でした。
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写真:新緑の芦ノ湖

<新車購入>
従来の愛車には7年10万キロの付き合いがあり、愛着も深くさらに乗るつもりで昨年秋に車検をとったばかりでした。ところが今年になってカーナビが時々狂うようになったため馴染みのデイーラーに相談に行ったところ、結局うまく言い含められ思いがけずも新車を購入するハメになってしまいました。ただ我が人生で新車購入のチャンスもあと残すところ2~3回かと思うと痛く複雑な気持ちでした。
車種は従来と同系統のアコードに決めたのですが、数年のブランクの間に各所の機能が大きく進化しているのには驚きました。これらを理解,マスターするにはまだまだ時間がかかりそうです。
癪なのは購入を決めて以降、前車のカーナビが全く正常に作動しだした事で、少々可愛そうな事をしてしまったとの気持です。
<呉へのドライブ旅行>
昨年の今頃、呉への里帰りドライブ旅行に出発した直後に父入院の連絡が入り途中で引き返した経緯がありますが、この度思い立って再チャレンジする事にしました。
早朝出発し、東名川崎インターから山陽道西条インターまで11時間のロングドライブでしたが、家内と2時間程度で運転を交代しましたので思いのほか順調に走破する事が出来ました。
岡山を過ぎる頃からだんだんと以前慣れ親しんだ風景や地名が次々と現れるようになり昂奮することしきりでした。この度改めて実感したのですが、呉はリタイア後に住む土地としては理想的なところだと云う事です。適当に都会で、身近に海あり山ありの温暖で風光明媚な場所はそうザラにあるものではありません。
呉滞在中に4泊したのですが、初日は呉近郊の野呂山高原ロッジに泊まりました。
野呂山は我々家族の特にお気に入りのスポットで、呉在住時には延べ200回以上は
訪れています。海抜800メートルから眺める瀬戸内海の美しい風景は飽きる事がありません。翌朝早起きしてツツジが満開の山頂近辺を1時間ほど散策したのですが、ひんやりとした高原の朝風は実に爽快でした。
朝食後に山を降りて呉市内に入ったのですが、墓参りや親戚めぐり、友人知人との再会など盛り沢山のスケジュールを精力的にこなしました。
昨年の事もありますので事前連絡をしなかったうえ、時間も十分無かったため会いたい方のほんの一部にしかお会いできませんでしたが、皆さん大変お元気そうで また私との再会を大変喜んでくださり呉に戻った甲斐があったと思いました。
また呉時代に住んでいた鍋山の社宅にも出かけてみました。我々が引越した後は空き家のままでしたので廃屋となっていましたが、25年に及ぶここでの楽しかった生活を思い出し感無量の心境となりました。
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写真:呉港

今回呉に入って感じた事は何か街にかっての活気が戻っている事でした。皆さん異口同音に言われるのは、先月末にオープンした大和ミュージアム(海事博物館)の影響だとのことです。オープンから連休終了までで既に12万人の訪問者があったそうで、これは呉市にとってまさに画期的な出来事だと思います。
我々が泊まった駅前のホテルでも、それらしき宿泊者をあちこちで目にしました。
私も混雑を避けて月曜日の午前中に訪れてみましたが、実に立派な施設で館内の中心に設置してある“戦艦大和”の1/10スケールの模型は圧巻で大変な迫力でした。他にも本物のゼロ戦や特殊潜航艇などが展示してあり、シニアばかりでなく若い入館者で大変賑わっておりました。
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戦艦大和は日本人のメンタリテイにとって特別の存在で、その想いは“宇宙戦艦大和”として若い人たちにもDNAが受継がれていると思います。
(実際、宇宙戦艦大和の模型も館内に展示してありました)
ヤマトを生んだ呉市として、この海事博物館のオープンは少し遅すぎたのではとの印象を持った次第です。
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写真:戦艦大和
今回の呉への旅は先月の北九州(小学校同窓会)と同様の思い出を辿る旅でしたが、呉を離れてからまだ3年弱しか経っていないため、思い出を楽しむと云うより久しぶりに“かっての現実に戻った”と云う方が近かったと思います。次回はもう少しゆっくり時間をかけて“我が街 呉”を訪れてみるつもりです。
おわり

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北海道ドライブ旅行

日吉通信(H16年10月17日)
このたび現役時代からの念願であった北海道へ家内と7泊8日のドライブ旅行に行って来ました。
幸いお天気にも恵まれて秋空のもと北海道の自然を満喫する事ができました。
以下簡単に旅の様子をレポートいたします。
まず旅程は以下の通りです。

10月6日 :大洗港(茨城県)を夕刻大型フェリーで出発           (フェリー泊)
10月7日 :昼すぎ苫小牧港着、高速を走り夕刻旭川へ          (旭川市内泊)
10月8日 :旭川発、層雲峡(黒岳)を経由して網走方面へ
       能取湖,サロマ湖を訪ね夕刻網走湖へ             (網走湖畔泊)
10月9日 :網走湖畔を発って一路ウトロへ、知床観光船乗船
       その後 知床峠,ラウス,知床五湖をめぐる          (ウトロ海岸泊)
10月10日:ウトロ出発、小清水原生花園,能取岬,天都山,網走監獄など訪問
                                           (網走市内泊)
10月11日:網走発、屈斜路湖,摩周湖,阿寒湖,足寄湖などを経由して夕刻糠平湖へ
                                           (糠平湖畔泊)
10月12日:早朝のネイチャーウオッチングに参加、糠平湖を発ち然別湖へ
      その後南下し日高サラブレッド牧場へ 夕刻苫小牧港     (フェリー泊)
10月13日:昼すぎ大洗港着、帰宅


(1)北海道の紅葉
旅の日程が北海道の紅葉時期に最適であった事と、お天気にも恵まれたため訪れた各地で素晴らしい紅葉を愛でる事が出来ました。
ロープウエイから見た層雲峡(黒岳),遊覧船から眺めた知床半島,マイカーで走った知床峠,摩周湖や然別湖などいずれもため息の連続でした。
北海道は紅葉と云うより白樺やダケカンバの黄色,ナナカマドやカエデの紅が針葉樹の松の緑とコントラストが実に鮮やかで内地の紅葉とは一味違った趣があります。
どこの紅葉も素晴らしいと思いましたが、中でも知床峠一帯の紅葉は特に圧巻でこれまで見た秋の景色の中で最高の美しさとスケールでした。
また糠平湖では早朝に勇気を出して熱気球に乗ってみましたが、ゴンドラから眺める大雪山系のすばらしい紅葉も瞼に焼き付いています。
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写真:然別湖の紅葉

(2)北海道の海の幸と温泉
この夏から取り組んでいるシェープアップの事はしばし忘れて、北海道ではあちこちで美味しい食事を楽しんできました。宿ではどこも海の幸がふんだんに出されましたが、やはりウトロ海岸の宿で食べたタラバガニは絶品でした。
新鮮なサシミやイクラ,ウニなども少々欲張って食べ過ぎてしまいました。
殆どが和食でしたが、網走湖畔の高台にある洒落たペンションでは、イタリアンのフルコース(やはり海の幸が中心)が出され、別の角度から北海道の味覚を楽しむことも出来ました。
また糠平湖の宿では幻の魚“おしょろこま”のカラアゲ(美味)を食べる事が出来ました。
温泉も各地で入りましたが、時間の関係で宿の温泉が主体となり、道中立ち寄りを諦めた温泉も多く、少々心残りです。露天風呂では早朝ウトロ海岸にある野趣満点の湯に入りオホーツク海の潮騒を聴いたことが印象に残っています。

(3)ネイチャーウオッチング
糠平湖畔では宿の主人に勧められ早朝のネイチャーウオッチングに参加してみました。
朝4時起床、防寒対策をして4時50分に眠い目を擦りながら集合場所に出向きます。
そこからバスでまだ真っ暗な道を20Kmほど大雪山系の森の中に入り、下車して専門のガイドの案内のもとに約30分ほど歩きました。だんだんと夜が明けて幻想的な森の風景が眼前に開け別世界をさまよっている心地でした。
歩きながらふと今春訪れたニュージーランドでのネイチャーウオッチングを思い出してしまいました。
残念ながらヒグマには出会うことは出来ませんでしたが、蝦夷シカの群れはあちこちで見る事が出来貴重な体験となりました。
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写真:知床五湖 背景は知床連山

(4)北海道ドライブ旅行について
今回の旅の計画にあたり、周りの人から現地でレンタカーを利用したほうが時間的にも経済的にも賢いよとアドバイスを受けたのですが、敢えてマイカーにこだわりました。
ただ遠距離なので大洗港(茨城県)から苫小牧港までは大型フェリーを利用しました。
所要時間は約19時間で南アフリカに行く時間と同じですが、飛行機と違い船内を自由に歩き回る事が出来るうえ展望浴場までついており思いのほか快適でした。
北海道の道路網は内地と違い実に立派で、交通量も少なくどこに行っても美しい景色を見ながら快適なドライブを楽しむ事が出来ました。
60Km=1時間で計算してほぼ正確に時間を読むことが出来ます。
ただ何キロも直線が続く整備された道路が至るところにあり、スピードを出しすぎないよう自制するのにかなりの努力が必要です(殆どが最高速度50Kmとなっている)。今回のマイカーの全走行距離は約1600Kmでした。
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写真:サロマ湖の夕日

結び
北海道は新婚旅行の思い出の地で、リタイア直後に行く予定でしたが今回2年遅れで実現することが出来ました。ただ道中、台風22号の動向には本当にやきもきいたしました。結果的に影響を受けることが無かったのは本当に幸いでした。
11日は唯一天候が不安定で、網走を出て美幌峠に着いたときには濃霧のため10m先も見えぬ状態でしたが、峠を下ると共に霧が晴れて摩周湖では諦めていた湖の全景が見渡せました。
また新婚旅行で特に印象の深かった然別湖も三十数年前と同じ佇まいで我々を待っていてくれ感激した次第です。本当に運が良かったと思っています。この度は網走,知床中心の旅でしたが、これからも訪問先を絞って北海道旅行を楽しみたいと思います。
おわり

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