紅葉の東北
日吉通信(H20年10月30日)
昨年の秋には“立山・黒部アルペンルート”の紅葉を見に出かけましたが、この月末には家内と二泊三日の東北紅葉巡りツアーを楽しんできました。
今年は父の入院などあり泊りがけの旅行は殆ど半年振りでしたが、留守中は私の弟妹たちが交代で両親宅へ出向いてくれたので安心して出かけることが出来ました。
西日本での生活が長かった我々夫婦にとっては東北は北海道とは違い関心が薄く、名所旧跡を含めこれまでほとんど足を運んだ事はありませんでした。今月になって急に思い立ちインターネットで大手旅行社主催のシニア夫婦向けのツアーを見つけ申し込んだのですが、幸運にもベストシーズンの日程が確保出来ました。
<紅葉の東北>
初日は朝早く東京駅より東北新幹線に乗り盛岡へ、盛岡からは専用バスにて八幡平に向かいました。当日は生憎のお天気で肌寒く八幡平も霧の中でしたが、久し振りに都会の喧騒を離れ豊かな大自然の中に身をゆだねる喜びを感じる事が出来ました。
一日目の宿は十和田湖畔にある大きなホテルでしたが、敷地内に青森県と秋田県の県境が走っており、本州も遥か北に居る事を改めて実感しました。

写真:ホテル敷地内の県境(十和田湖畔)
二日目は早朝十和田湖畔を散策してから遊覧船で湖上観光を楽しんだ後に奥入瀬に入りました。
奥入瀬渓谷は、学生時代に北海道旅行の帰途立ち寄った事があるのですが、その渓流の美しさには痛く感動したのを覚えています。国鉄バスの若いガイドさんが東北弁なまりで熱心に案内してくれたのを今もはっきり思い出します。当時は10月初旬でしたが、現在の渓谷の光景は確実に一ヶ月近くは遅くなっている様に感じました。これも地球温暖化の影響なのでしょうか…。

写真:奥入瀬渓谷
その後八甲田ロープウエイより紅葉した広大な樹海や遠く津軽半島を眺望しましたが、山頂は雪が舞っており寒さに震え上がりました。
二日目の宿は田沢湖温泉郷のホテルでしたが、ここの露天風呂は大いに気に入りました。
最終日は田沢湖畔を観光した後に角館へ向いました。ここでは武家屋敷で有名な鄙びた町並みの散策を楽しみましたが、今回の旅で角館が一番気に入りました。桜の季節に是非またここをマイカーで訪れてみたいと思います。

写真:「角館」の町並み
その後さらに南下して平泉の中尊寺を訪れましたが、此処の紅葉はこれからが盛りと云った印象を受けました。
旅の最後に“げいび渓”の舟下りを楽しみましたが意外に素晴らしい所で、そのスケールや美しさは層雲峡や耶馬渓の渓谷美を凌いでいると思いました。

写真:「げいび渓」の舟下り
夕刻 仙台より新幹線で帰途についたのですが、帰宅したのは深夜12時前近くとなっていました。
わずか三日間でしたが、北海道とはまた趣の異なった東北の魅力を十分に感ずる事が出来た旅だった様に思います。繊細で日本的な自然の美しさや、古くからの歴史に裏付けられた人々の営みなど独特の文化は東北固有のものがあると感じました。今後は季節とテーマを選んであちこち東北地方の小旅行を楽しみたいと思っています。
<都心の秋>
都内にも探せば秋の風景を楽しめるスポットが数多くある様です。
今月は立川の「昭和記念公園」と調布の「神代植物公園」に出かけてみました。「昭和記念公園」は昭和天皇を偲んで作られた広大な公園で、驚くほど手入れの行き届いた(金をかけた)園内はさすが国立だけの事はあると思いました。テレビでも放映されていたコスモスの丘は、大勢の来園者でにぎわっておりました。

写真:「昭和記念公園」のコスモス(立川市)
「神代植物公園」は今年の春にも桜を愛でに出かけたのですが、今回はバラを見に行くのが目的でした。隣接する深大寺の境内で名物の蕎麦を食べたのですが、ここはまさに昭和の世界が残っており、昔杉並に住んでいた頃とあまり変わらない武蔵野の風情を楽しむ事が出来ました。
今年の正月には川越へのドライブをブログに書きましたが、関東一円は一見一訪の価値のある魅力的なスポットが無数にあるように思います。
問題は道中の交通渋滞や駐車場の制約などですが、時間だけは十分にあるシニアの特権と、事前の情報収集やウイークデイの有効活用をフルに生かして近場の名所や美味い店なども積極的に回ってみたいと考えています。
おわり
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